こんなにもリハビリを受けられない人がいる、その事実にただただ驚きました。
理学療法士になって5年、やりがいは感じつつも、慣れみたいなものも出ていました。何か新しいチャレンジがしたい——そんな時に出会ったのがプラスアール、そして自費の訪問リハビリでした。お恥ずかしい話ですが、それまではリハビリを求める利用者様は全て保険適用になると思っていました。特養や有料老人ホームなどでは、保険内でリハビリを受けることができないという事実を初めて知りました。
だからこそ、少しでもお力になれたらという想いで非常勤として勤務を開始。本業が休みの週1回、担当施設に車で出向き、契約する利用者様にリハビリを提供していきました。施設では、プラスアールのサービスを契約されていない方も含め、介助量が多い方や疾患の重い方がたくさん見受けられました。本来ならリハビリを受けるべき状態の多くの方々が、保険制度上の問題で受けられないでいる現状に愕然としたことを覚えています。

訪問する施設・利用者様に不可欠な存在として、
裁量を発揮してリハビリを提供できる。
施設訪問とリハビリの提供は、基本的には1人で行います。病院の場合、複数のPT・OTが在籍していることがほとんどです。一方、プラスアールではご利用者・ご家族・施設様にとって自身が唯一の存在となります。難解な質問をされることや経験したことのない疾患の利用者様を担当することも多々あり、責任やプレッシャーも付きまといます。ただ、上からの指示ではなく、自身の考えで判断してリハビリを提供できることにとてもやりがいを感じました。当時はまだ20代後半。経験や知識の不足を感じたこともありましたが、足りない部分を1つ1つ埋めていくことで成長できたように思います。
初めは週1回15分の契約だったお客様が、リハビリの効果を見て、週1回30分に延ばしてくれるといったことも多くあります。自身の働きが結果として表れることも新たな醍醐味として感じました。



「いい顔してたよ」——妻の一言で正社員へ。
これからも求めるすべての人にプラスアールを。
約7年間の非常勤を経て、正社員へ。その直前、本業の関係で、プラスアールの勤務を休んでいた時期がありました。そんな時、「プラスアールで働いていた時の方がいい顔してたよ」と妻から一言。週1の勤務が自分でも思う以上に良い刺激になっていたのかもしれません。その言葉が後押しとなり、プラスアールで再びお世話になることに決めました。
正社員になると、施設でのリハビリ提供のほか、施設への営業や非常勤の方のマネジメント業務が加わります。現在は関西エリアの約25施設、13名の非常勤の方の管理を受け持っています。担当施設が増えてますます感じるのは、“求める人にリハビリが全然足りていない”という現実。自費リハビリの必要性を日々強く感じています。今の職場でモヤモヤしているPT・OTの皆様、プラスアールならもう一度熱い気持ちを取り戻せると思います。是非共に、プラスアールのリハビリをより多くの方に届けていきませんか?